鹿児島｜ワキガ治療・ミラドライ認定医のわきが治療はアトールクリニック｜厚労省承認

エクリン汗腺は額、手のひら、足の裏をはじめ体中に広く分布しており、汗を分泌することで体温を下げ、体内の温度を一定に保つ役割を担っています。エクリン汗腺から出る汗はニオイがほとんどなく、水分と少量の塩分でできています。

わきの下、乳首、外耳道、陰部などの特定の部位に集中しているのがアポクリン汗腺です。脂質やたんぱく質を含んでいるため、皮膚表面の細菌と反応し特有の体臭を生じることがあります。ストレスや緊張などの感情によって活発に働くことも特徴です。

アポクリン汗腺から分泌される汗にはたんぱく質や脂質などの有機酸が含まれており、それがわきに存在する常在菌により分解されることで、あの独特なニオイが発生します。アポクリン汗腺は、わきや乳首、陰部といった特定の部位の毛包内にのみ存在するため、アポクリン汗腺の数は毛の量と関係があり、重症のワキガの方はわき毛の量が多い傾向がみられます。

わき汗の原因は上記のとおりですが、日常生活に支障が出るほど汗が出る場合、「多汗症」と診断されます。多汗症には明確な原因が存在しない「原発性多汗症」と、何らかの内科の病気（甲状腺機能亢進症、バセドウ病など）や使用している薬が原因となる「続発性多汗症」があります。原発性多汗症は、日本人の有病率は5.8%で、日常生活に頻繁に支障をきたすほどの重症の患者様は全国に220万人以上いると推定されています。続発性多汗症は、多汗の原因となる甲状腺の病気などを先に治療する必要があります。

わきのにおいの原因であるアポクリン腺を一つ一つ取り除く手術法です。傷跡はわきの筋に沿って4cmほどできます。ダウンタイムは1~2週間程度ありますが、効果は半永久的に続きます。

わきの下を1~2㎝ほど切開し、わきのにおいの原因であるアポクリン腺を専用の器具（吸引カニューレ）を用いて取り除きます。傷跡が汗腺摘出法と比べて小さく、ダウンタイムも短いのが特徴です。

超音波とニードルＲＦを組み合わせた方法です。切開を伴わない非侵襲的な方法です。局所麻酔で痛みを軽減させて行います。臭いよりも汗がメインの方法となります。

わきの汗腺を効率よく取り除くために考案された削除器を使って、皮膚の裏側から汗腺を除去する方法です。皮下組織ごと取り除くことができますが、皮膚組織への血流が乏しくなり、皮膚の壊死を引き起こすリスクがあります。

剪除法は昔からある基本的な手術法ですが、通常は5ｃｍの傷跡が片側で2本残ります。当院の長年の研究と独自の工夫により4ｃｍの傷跡1本で全てを取り除きます。直視下に取り除きますので、他院で何度手術を受けても再発する方や、徹底的にこだわりたい方にも適応があります。効果は最も高いです。

ミラドライは、手術とは異なり、マイクロ波をお肌にあてる治療で、メスを使いません。

照射前に、局所麻酔を行いますので、治療中の痛みは殆どありません。痛みの感じ方には個人差があります。

手術とは異なり、皮膚を切開する事はありませんので、傷跡が残らず、周りの方に気づかれる心配は無用です。

両わきの照射で、60分～75分程度の日帰り施術です。照射後はしっかりと冷却をいたします。

治療後は激しい運動は避けて頂きますが、日常生活に支障はほとんどなく、当日からシャワーも可能です。

汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、その2つが集中する真皮下部と皮下脂肪上層へマイクロ波を照射します。皮膚を吸引しながら照射するため、効率良くマイクロ波を真皮下部と皮下脂肪上層へ届けます。

ミラドライのマイクロ波の周波数は、エネルギーが真皮を通過しやすくで抵抗を受けるものが選択されています。そのため、皮下脂肪層と真皮の境界にエネルギーが蓄積され、汗腺に吸収されます。