ソフウェーブ
厚生労働省認可の医療機器
当院では、九州地方で厚生労働省に認可された機器「ソフウェーブ」を導入しています。 (医療機器製造販売承認番号30700BZX00082000 特定保守管理医療機器) ソフウェーブは、超音波エネルギーを皮膚に照射し、真皮層に熱を加えることでコラーゲン生成を促し顔や首のしわの改善を目的としています。
ソフウェーブはこんな方におすすめ
- フェイスラインのもたつきを引き締め、スッキリした印象にしたい方
- 目元や口元など、気になるシワやちりめんジワをケアしたい方
- 首元のゆるみが気になり、年齢サインを目立たなくしたい方
- 肌全体にハリと弾力、自然なツヤ感を取り戻したい方
ソフウェーブとは
コラーゲン生成を促す超音波治療
ソフウェーブは、顔や首のしわ改善を目的に開発された医療機器で、真皮層へ超音波エネルギーを届けてコラーゲン生成を促します。首のしわや肌質の変化にも対応し、複数の悩みにアプローチできるのが特徴です。
専門家の間では、しわ・たるみ治療の新たな選択肢として注目され、「肌のアイロン」と例えられることもあり、小じわや毛穴の開き、キメやハリ不足など、加齢による肌悩みに広く対応します。
施術直後に引き締まりを感じる方もいますが、1〜2か月かけてコラーゲンの再構築が進み、弾力のある肌へ変化するとされます。効果には個人差がありますが、半年ほど続くこともあり、首の横じわ改善も評価されています。
高周波(RF)やHIFUと同様の目的を持ちながら、ハリ・小じわ・肌のなめらかさ・トーンなど、肌表面の質感改善にもアプローチできる治療法です。
ソフウェーブの特徴
肌への負担を抑えた、
しわ・たるみ治療
ソフウェーブは、商標登録された独自技術「SUPERB™(スパーブ)」を搭載した超音波照射機器です。真皮中間層(約1.5mm)に熱を加え、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。
顔や首のしわ・たるみ改善に加え、毛穴や肌のハリ、キメなど、肌質全般へのアプローチも可能とされています。2025年4月には「顔面および頚部のしわ改善」として、厚生労働省の薬事承認を取得しています。
また、従来の医療ハイフにはなかったコンタクトクーリングシステムを搭載。リアルタイムで温度を確認しながら施術できるため、表皮やその下の組織への熱ダメージを抑え、安全性に配慮しています。肌タイプを問わず施術可能で、切らない(非侵襲)治療のためダウンタイムも少なく、日常生活に支障をきたしにくい点も特徴です。
ソフウェーブの仕組み
ソフウェーブは、超音波の熱エネルギーを真皮層に正確に届けることで、コラーゲンやエラスチンの再生成(リモデリング)を促します。加齢や紫外線などにより減少・変性したコラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力の低下に関わるとされています。ソフウェーブの熱刺激により、これらの線維の生成が促され、肌内部の構造が若々しく整えられることが期待されています。
線状の加熱で、
しわ・たるみにアプローチ
従来のハイフや高周波(RF)治療では、熱エネルギーが点状に集中していましたが、ソフウェーブは長さ約4mmの円柱状(シリンダー状)の凝固面を作り出します。 この構造により、熱が「ベクトル状」に広がりやすく、しわやたるみの方向に沿ったタイトニングが可能とされています。点状の熱照射の集合体ではなく、線状の加熱が連続的に行われるため、しわの改善が期待でき、より自然な仕上がりを目指せる治療方法です。
短いダウンタイムと効率的な加熱
さらに、ソフウェーブはフラクショナル照射を採用し、熱を加える部分と健常組織を交互に残すため、肌全体に均一な熱ダメージを与えません。正常組織が修復の資源となり、治療後の回復が早く、ダウンタイムが短いのが特徴です。約1.5mmの深さに熱を集中させることで、表皮や脂肪への影響を抑えつつ真皮層を効率的に加熱します。小じわや毛穴などの肌表面改善と内部引き締めを同時に目指せる点が他機器と異なる特徴があります。
ソフウェーブの仕組みまとめ
・ベクトル状の加熱による広範囲の引き締め効果
・フラクショナル照射により比較的短い回復時間を実現
・真皮中層に選択的に熱を届けることで安全性に配慮
・コラーゲンやエラスチンのリモデリングによる即時的な変化と、長期的な肌質改善が期待できる
これらの特徴が連携することで、効果的な治療が目指せるテクノロジーです。
ソフウェーブ独自技術
「SUPERB™(スパーブ)」とは?
ソフウェーブに搭載されている「SUPERB™(スパーブ)」技術は、同期平行型超音波ビームと呼ばれる方式で、7つの接触型トランスデューサーを同時に作動させ、真皮中層に向けて円柱状の熱エネルギーを届けます。従来の点状照射とは異なり、広い照射面積で均一に熱を伝えられるため、治療範囲を効率的にカバーできるとされています。
照射時には表皮を同時に冷却しながら行うため、肌表面の熱ダメージを抑えつつ、必要な熱を真皮層に届けられる構造です。
海外の学会発表では、コラーゲン線維はおよそ58℃で収縮が始まり、65℃付近で構造が変化すると報告されています。また、約63〜70℃の温度を数秒間維持することで、コラーゲンのリモデリングに適した環境が整うともされています。
SUPERB™技術は、この温度帯と時間を意図的に真皮中層に届ける設計がなされており、安全性に配慮しながらコラーゲン線維を刺激し、リフティングや引き締めを目指すことが可能です。
ソフウェーブが
安全に施術できる5つの理由
集束不要のダイレクト照射構造
ソフウェーブは、超音波を一点に集束せず、皮膚表面から真皮層へ直接エネルギーを届ける設計です。水などの媒介物を使わないため、構造がシンプルで、伝達ロスが少なく、安定した照射が可能です。また、表面を冷却しながら照射できるため、肌へのダメージを抑えた高い安全性が実現しています。
安定した周波数で照射
ソフウェーブは、10〜12MHzの周波数を採用しています。これにより、皮膚の浅い層に確実に熱を届けることができ、神経や血管などの深部組織にダメージを与えるリスクを軽減します。痛みやダウンタイムを抑えながら、引き締めに必要な真皮中層へ安全にアプローチできるのが特徴です。
広い接触面でムラのない照射
照射面を広く設計することで、皮膚の厚みや凹凸といった個人差によるエネルギーの偏りを抑制。従来機器のような熱の集中による火傷や照射ムラのリスクを低減し、均一で安定した熱エネルギーを真皮層へ届けることができます。肌全体に均等な熱を与えることで、仕上がりの質も高まります。
独自のコンタクトクーリング機能「Sofcool™」
照射時に表皮を一定温度に保つリアルタイム冷却機能「Sofcool™」を搭載しています。この機能により、施術中に表皮へ過剰な熱が伝わるのを抑え、肌表面の熱負担を軽減できるよう設計されています。
中層加熱と表面冷却による熱コントロール
熱を真皮中層に集中させることで、引き締めを目的とした加熱を行いながら、痛みの軽減にも配慮しています。 「表面は冷却し、中層のみを加熱する」という設計により、快適性と安全性に配慮した施術を目指せます。
ソフウェーブの
リアルタイムフィードバック
システム(安全機構)
正確な熱量管理で安心の照射を実現
照射時の熱量は「皮膚内にどれだけ到達したか」が重要とされており、照射エネルギーと反射エネルギーをもとに、皮膚内に実際に入った熱量がモニタリングされ、照射画面上で確認できます。また、7つのトランスデューサーの間に設けられた8つの温度センサーが、皮膚表面の温度変化を常に計測し、機器が皮膚から離れた際にはエラーとして表示される構造になっています。
当院でソフウェーブが
選ばれる3つの理由
薬事承認機器を九州で先行導入
ソフウェーブは、2025年に「顔や首のしわの改善」を目的として厚生労働省より薬事承認を受けた医療機器です。アトールクリニックでは、九州エリアにおいて早期に正規品を導入し、承認機器に基づいたしわ・たるみ治療を提供しています。首のしわに対する照射も可能で、安全性と再現性が確認された機器を使用しています。
ダウンタイムが比較的少ない
施術後には赤み、軽度のむくみ、または一時的な膨らみ(膨隆疹)が出る場合がありますが、通常は数日以内に自然に軽快します。治療後も日常生活に大きな支障が出にくく、特別な処置や長期の休養が不要であることから、日常の予定に組み込みやすい治療とされています。
切開なしで肌への負担を軽減
ソフウェーブは、同期平行型超音波ビーム「SUPERB™」技術により、真皮中層を選択的に加熱します。皮膚の表面や周辺組織を傷つけずに施術を行うため、メスを使わず傷跡が残りにくいことが特徴です。非侵襲的なアプローチのため、初めての方にも適しています。
ソフウェーブの治療の流れ
ソフウェーブの治療は、患者様のお肌の状態とご希望をしっかりと把握し、安全かつ効果的に進めるために、以下のステップで実施いたします。
- 01 カウンセリング
- カウンセラーや医師と治療したい箇所について相談し、施術の内容やリスク、ダウンタイムなどのご説明をいたします。
- 02 同意書の記入など
- ご納得いただけましたらその場で同意書などをご記入いただき、料金をお支払いいただきます。
- 03 施術
- 医師または看護師が、施術します。
- 04 帰宅
- 施術当日からメイクは可能です。
ソフウェーブの禁忌事項
・日焼け直後の方
・2週間以内にトレチノイン、または他のトレチノイドを使用している場合
・2週間以内にヒアルロン酸などを注入した部位の直上
・1週間以内にボトックスを注入した部位
・挿入直後の糸リフトなど(ショートスレッド含む)吸収糸がある部位
・ペースメーカー、植込み式除細動器、金属プレート、シリコン、金の糸を入れている方
・悪性腫瘍、心臓疾患、出血性疾患の治療中、もしくはその疑いのある方
・妊娠中、授乳中、妊娠の可能性のある場合
・重度のケロイド体質、糖尿病、創傷治癒に体質的障害がある方
・医師の判断により治療が行えない場合
よくあるご質問
ソフウェーブは安全ですか?
ソフウェーブは2025年4月、「顔および首のしわ改善」を目的とした医療機器として、厚生労働省の薬事承認を取得しています。表皮を守る冷却機能を備え、神経や血管への影響を抑えながら、必要な深さのみを加熱できるよう設計されています。医療機関で行う、信頼性の高い治療法です。
ソフウェーブはどのような症状に適していますか?
顔や首のしわ・たるみ・肌質の改善を目的とした治療に用いられます。特に、従来治療が難しかった首のしわや、顔の小じわ・毛穴の開き・肌のキメなどに対して施術されることが多く、年齢によるフェイスラインの緩みに悩む方にも選ばれています。
ソフウェーブは痛みがありますか?
部位によっては一時的に熱感や刺激を感じることがありますが、表面冷却機能により不快感を軽減します。当院では麻酔クリームを併用することで、快適に施術を受けていただけるよう配慮しています。痛みの感じ方には個人差があります。
施術時間はどのくらいかかりますか?
麻酔クリームの塗布に約30分、照射は顔全体で約30分程度です。顔と首をあわせても照射時間は40分ほどで、準備から終了まで全体で1時間半程度を見込んでいただくと安心です。
施術直後に効果はありますか?
施術直後から引き締まりを実感される方が多くいらっしゃいます。これは熱による即時的な収縮効果によるもので、さらに約2〜3か月かけてコラーゲン・エラスチンの生成が促され、徐々にリフトアップ効果が高まるとされています。
効果はどのくらい持続しますか?
一度の施術でおよそ半年程度の効果が続くといわれています。状態を維持したい場合は、半年〜1年ごとに定期的な施術を受ける方もいらっしゃいます。肌の状態や目標に応じてご提案します。
ダウンタイムはありますか?
施術後すぐにメイクが可能で、日常生活への影響は比較的少ない治療です。軽い赤みや腫れが出る場合もありますが、赤みは30分〜1時間程度、腫れも数日〜1週間以内に落ち着くことがほとんどです。
どの年代の方に向いていますか?
30代でフェイスラインや首のたるみが気になり始めた方や、40~50代でしわが目立ってきた方に選ばれています。予防的なケアとしても、明らかなしわ・たるみの改善を目的とした治療としても幅広く対応できます。
他のたるみ治療と何が違いますか?
ソフウェーブは真皮中層を加熱し、肌表面の小じわ・毛穴・質感改善にも対応できる点が特徴です。サーマクール(皮下脂肪層)やウルセラ(SMAS層)など、他機器とは狙う層が異なるため、目的や肌状態によって適した選択が必要です。
何回施術を受ける必要がありますか?
基本的には1回の治療でしっかり効果を実感できます。ただし、より長期的な肌質改善やリフトアップを維持したい場合は、半年〜1年おきにメンテナンスを行うと効果を安定して保てます。
リスク・副作用
リスク・副作用について
・照射部位全体の赤み、浮腫、膨隆疹が生じる場合がありますが、数時間から数日で消失します。